元保育士が教える、子どもが惹かれる不気味な絵本「なおみ」の魅力


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今回は、以前ご紹介した絵本というか写真本「なおみ」のお話をしたいと思います。

この絵本、やはり強烈な印象を残すのか様々な考察のサイトがあるんですよね。そこで元保育士さんへの取材を元に、この絵本についての自分なりの考察と、その魅力をお話しします。

内容自体は何も怖くないのに・・・

話を要約すれば人形なおみとの交流と別れ、そして自分の娘になおみを出会わせるという内容です。しかしこの作品の人形なおみは、主人公とほぼ同じ身長の無表情の日本人形。そこが異様な雰囲気を出しているように感じてしまいます。可愛い絵柄ならこんなに印象に残る作品にはならなかったと思います。谷川俊太郎さんの不思議な詩と、等身大の日本人形なおみとふれあう少女の写真、恐いと言われるのも納得です。

その元保育士さんは興味本位でこの本を購入し、保育園で子ども達に読んでみたそうです。恐がるかな?と思ったにも関わらず、意外にも泣いたりする子どもは誰もおらず、むしろ「また読んで!」とせがまれたそうです。

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空想を働かせて遊ぶ子ども

この絵本は、少女が家にあった人形と淡々と一緒に遊ぶ様子を描いたお話です。子どもは大好きなおもちゃで遊ぶ時、色々な空想を働かせて遊びに没頭します。その姿に共感するから子どもは好きなんですね。

私たち大人は、テレビなどで「呪いの日本人形」と余計な情報を覚えたせいで、色眼鏡をかけて見てしまうからこの絵本は怖いと思ってしまうのでしょう。後半、なおみが死んだという場面がありますが、これは少女が成長し交友関係ができて、なおみとの空想にもう入れなくなってしまったのではないでしょうか。

人形遊びからは卒業して、友達との遊びを楽しむようになったということですね。でも、少女にとって一番好きだったなおみのことはいつまでも忘れなかったと。これはトイストーリーのウッディとアンディとの関係に似ているんですよね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

興味を持たれた方は近くの図書館で探したり、ネットで注文して実際に読んでみてください。無表情の日本人形なおみが、少女といきいきと遊んでいる姿に不気味さと美しい姿に何とも言えない感想を持つと思います。誰にでもある昔好きだったおもちゃとの思い出の話、それが「なおみ」だったのではないかと思います。

次回も絵本の紹介をしたいと思います。お楽しみに!