元保育士が教える、オススメの超リアルな絵本「三びきのこぶた」


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今回も元保育士さんお気に入り&オススメの絵本をご紹介します。

紹介する絵本は「三びきのこぶた」。

一見ありがちな絵本ですが、今回ご紹介する、こどものとも絵本の三びきのこぶたは違います。昔の絵柄ですが、その溢れんばかりの魅力をお話していきたいと思います。

元祖三びきのこぶた

まず、絵本の表紙は主役のこぶたが三びき並んでいます。ですが、このぶた達は服なんか着ていません。全裸です。しかもリアルな体格。ファンシーさが全くない絵本なんです。

ストーリーは母さんぶたが貧乏で三匹を育てられなくなり、他所に出したところから始まります。そういうリアルな理由で家を建てるんですね。

一番目のこぶた(兄さんではない)はわらで、二番目のこぶたは枝でおなじみの家を作りますが、おおかみに襲われて逃げる暇もなくおいしく食べられてしまいます。「こぶたこぶた おれをいれとくれ」「だめだめだめ めっそうもない」と掛け合いは面白いですが、結局食べられます。

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子ども達に読んでみた時はここで「えー!」って声が上がるそうです。だっていつもの知っている話なら、逃げ延びてレンガの家に避難するんですからね。ですが、この本は子ども向けのエッセンスの入っていない絵本です。

煙突に入る前のもう一つの戦い

三びき目のこぶたはレンガの家で難を逃れますが、ここからおおかみとこぶたのもう一つの戦いが始まります。おおかみはこぶたを家から出して捕まえようと、かぶやリンゴを一緒に取りに行こうと誘います。しかしこぶたはその誘いを断らず、おおかみが指定した時間より早く行って取ってくるんですね。

一般的な三びきのこぶたは、レンガの家が吹き飛ばないから煙突に登るという流れですから、原作がこういう流れだったことに驚きですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この絵本は瀬田貞二さんが翻訳されているのですが、音読すると言葉選びが今と違いとっても面白い絵本です。初版は今から50年前!違うわけですね。

そして、この三びきのこぶたのラストはアッと驚かされました。裏表紙の絵も子どもたちは見て口あんぐり。どんなラストかは絵本を見てのお楽しみです。

元祖ということで残酷な表現がありますが、子どもが慣れ親しんだ話は時を経て色々手直しがされるものです。原作に触れる機会は、作者の思いに直接触れることができますし、また作者が絵本を通して伝えたかったことをダイレクトに受け取ることができますよ。

たまにはこういう絵本を読み聞かせてみるのもいかがでしょうか。オススメです!