元保育士から見た、北海道の男児置き去り事件についての考察。しつけと虐待の違いとは!?


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先日のニュースで騒がれていた北海道の男児置き去り事件、無事に見つかって良かったとはいえ、今回の男児置き去り事件の背景に疑問を思った人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、元保育士さんへの取材を元に、元保育士さんがどんな背景を感じたのかをご紹介します。

しつけと虐待の違いとは!?

今回の事件の発端は、子どもが車に石を投げたことへのしつけとして、山に連れて行って置いてきたことが始まりです。しかしそもそも論として、しつけとはどこまでがしつけで、どの線を越えてしまったら虐待になるのでしょうか?

この問いにはっきりした答えが有識者の中でも出ていないのが実情です。子どもの頃、親に押し入れに閉じ込められたり、家から閉め出されたり、ゲンコツをもらったりした人や、そんなことをされなかった人など、子ども時代は人それぞれ千差万別ですから線引きの位置が違うのは当たり前です。

以前もご紹介しましたが、しつけの最低条件は教える大人が理知的に接することです。

元保育士が教える、子どもの正しい叱り方!あなたの叱り方は間違っている!?

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感情を振り回すことはしつけとは言いません。今回のお父さんがどういう精神状態で連れて行ったかは分かりませんが、子どもがいなくなるリスクを考えると冷静でなかったと思われます。

気になる子どもへの対応の難しさ

後からのニュースで今回の男児についての報道がありましたが、普通の子どもとは違う価値観を持っていることが伺えました。山を下った車の方へ行くことなく、山の方へいなくなったのは子どもなりの復讐心が芽生えた可能性がありますが、それでも普通の子どもであのような判断ができるかは疑問です。

学校でも職員会議の時などに名前が挙がって議題になるような、目立つ子どもだったのではないかと考えられます。このような知的には何の問題はなくとも、行動が普通の子どもと違う「気になる子ども」に対するサポートはいろいろ存在します。

例えば、専門医のカウンセリングを受けてアドバイスを受けたり、学校ではその子どもをサポートする支援員を付けてもらったりすることです。今回の男児はサポートを受けているか分かりませんが、受けていないのであればきちんと診断してもらう必要があるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

無事に退院できて本当によかったと思いますが、ニュースで世間がこの子どもに声援を送っているのを見て疑問に思うところもありました。こんなに多大な迷惑をかけたのに、良かった良かったで終わっていいのでしょうか。児童相談所には通告が行くとのことですが、この子が今回の事件でヒーローになったと、自分自身で思い込まないようにしていく必要があるように思います。